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いよいよ日本にも旧車バブル崩壊がくるか!?アメリカの中古車下落から予測する日本の旧車市場 - 月刊自家用車WEB

「旧車王」を運営するカレント自動車株式会社は「2023 年 旧車価格相場の見通し」を発表し、今後中古車市場全体の相場下落から、価格の高止まりが続いている旧車領域まで影響を及ぼし、まさにバブルとも言える旧車の高騰が終わりを迎える見通しを発表した。

旧車価格高騰の要因

旧車はここ数年で価格の高騰が著しく、新車価格の2倍、3倍まで価格が上がったものもありプレミア価格がついているものもしばしば見受けられる。その原因として、コロナ禍で富裕層のお金の使い道に変化があった。コロナ禍でさらに裕福になった富裕層も一定数いて、旅行などに行けなくなったことで、お金の使い道が変わり、骨董品や美術品、時計、車の購入に充てる人が増えた。それらの需要が高まったことで価格が高騰したことに釣られ、車の中でも希少性のある旧車の価値も上がった形だ。また、新車供給の滞りと、電気自動車化社会に向けてガソリン車(特にマニュアル車)の駆け込み需要があることも要因の一つと考えられる。

旧車バブルが弾ける?

半導体不足や物価高などで新車の供給が遅れていた影響もあり、中古車の需要が高まっていました。しかし新車供給も回復してきたことから、現在は中古車でも需要のあった高年式の車両の市場相場が下がり始め、価格上昇が続いた旧車の市場相場も停滞している状況だ。

腕時計を例にとると、すでに価格相場が下降している。需要が低下する一方で、供給量が上がってきていることも大きく影響しているようで、スイスからの海外向け輸出量は2022年6月時点で対前年比で6.9%増、2022年全体では前年比11.9%増加している。

アメリカでのマンハイム指数の低下

アメリカの中古車価格の指標であるマンハイム指数が直近1年で大きく変動している。2022年1月には257.5だった数値が12月には219.3にまで下降。14.9%も落ち込んだ。中古車ユーザーがメインである地域でのマンハイム指数の低下は、アメリカにおける大変深刻な問題と言えるだろう。

アメリカ中古車販売大手「​​カーバナ(Carvana)」の株価下落

実際に中古車需要が世界最大級のアメリカでは、中古車販売の大手「​​カーバナ(Carvana)」の株価が大幅下落した。新型コロナウイルス流行初期に急激に高騰し、一時期370ドルにまで上がった株価は、2022年12月に3.95ドルに落ち込んだ。なんと99%もの下落となった。前述の通り中古車ユーザーが圧倒的に多い中での大手販売店の落ち込みからも、やはり市場そのものが下降傾向にあることがわかる。

日本国内における中古車価格下落の兆し

その影響は日本国内でも見られ始めている。高年式車両から価格の下落し始めていて、その後旧車領域にも影響を及ぼすことが考えられる。

【約1ヶ月前と比較して値下がりしている高年式車両の例】

  • メルセデスベンツ Cクラス(C220dアバンギャルドAMGライン): -17%
  • マツダ CX-8(XD Lパッケージ): -12.2%
  • トヨタ ランドクルーザー300(ZX): -4.75%

高級車として人気の高いベンツCクラスもわずか1ヶ月で17%も価格が下がっているほか、世界的に多くのファンをもつランクルも値下がりしている。これまでのように手放しで「中古車全体の価格が高騰している」とは言い難い状況だ。現時点で目に見えて下降傾向にあるのは高年式車両が中心だが、その波は旧車にも徐々に押し寄せている。今は驚くほど価格が高騰しているモデルでも、一気に値下がりするかもしれない。2023年は中古車市場の相場が大きく変わることが予想され、価格が高騰している旧車も今後大きく変動していくだろう。

出典:PRTIMES
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※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。

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