リヤド:エネルギー大手サウジアラビアン・オイル・カンパニーの2022年の純利益は、原油価格の上昇、販売量の増加、精製品のマージンの改善により、前年比46.46%増の6040億1000万サウジアラビアリヤル(1610億ドル)に急増したと取引所が発表した。
サウジアラムコの2021年純利益総額は4124億サウジアラビアリヤル。
リヤドに拠点を置く同社は、2022年の包括利益総額を2021年比48.15%増の6226億3000万サウジアラビアリヤルとも報告した。
アラムコ社長兼CEOアミン・ナセル氏は決算について次のようにコメントしている。「アラムコは2022年、世界的な需要増加により原油価格が高まり、過去最高の業績を達成しました。また、エネルギー安全保障と持続可能性に取り組むことを目的に、バリューチェーン全体を通してのキャパシティおよびケイパビリティの両方を構築するという長期的な戦略にも引き続き注力しました」
サウジアラムコの取締役会は、サウジアラビア証券取引所(通称:タダウル)に提出した声明によると、利益の急増に伴い、2022年第4四半期配当金総額を前四半期比4.0%増の731億5000万サウジアラビアリヤルとすることも発表した。
アラムコは声明の中で、配当金は2023年第1四半期に支払われ、ボーナス株は対象の株主に与えられるとした。
「また、取締役会は、臨時株主総会および規制当局の承認を条件として、保有株式10株につき1株の割合で適格な株主に対してボーナス株を分配することを推奨した」とアラムコは声明で言及。
2022年、アラムコの総収入は2021年の1.3兆ドルから前年比49%増の2兆サウジアラビアリヤルに急増した。
さらにナセル氏は、アラムコは「石油、ガス、化学製品の生産を拡大するだけでなく、自社事業や自社製品のエンドユーザーのために、さらなる排出削減を達成する可能性のある新しい低炭素技術に投資する」ことに重点を置いているとした。
アラムコCEOは、2022年の同社の資本支出は前年比18%増の1411億9000万サウジアラビアリヤルに達すると加えた。
「石油・ガスが当面必要不可欠であることを考えると、エネルギー価格の上昇につながるなど、当業界における投資不足のリスクは現実的です。アラムコは独自のスケールメリットを活かし、グローバルなソリューションの一翼を担うために史上最大の設備投資プログラムに着手し、昨年の設備投資額は18.0%増の376億ドルに達しました」と、ナセル氏は添えた。
また、アラムコは声明の中で、資本支出は対外投資を含めて約1680億から2060億サウジアラビアリヤルになる見込みであることを付け足している。
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