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ライトオン、売上高減少も営業・経常利益は増加予想 特別損失計上で最終赤字の見通し - ITmedia

 カジュアル衣料のライトオンは、2020年10月に公表した21年8月期第2四半期累計(20年9月〜21年2月)の連結業績予想値と実績値に差異が生じたと発表した。また、それに伴い通期の連結業績予想も下方修正することを明らかにした。通期業績修正予想は売上高540億円、12.9%の減額となった。

ライトオンの公式Webサイト

 実績値との差異では、売上高が272億円(前回予想300億円)と前回予想より減少しているのに対し、営業利益は5億7200万円(同4億円)、経常利益は6億2200万円(同3億円)と増加している。

以下リリースより

 新型コロナウイルスの感染再拡大の影響に伴う外出自粛や、緊急事態宣言の発令による客足の減少、外出着需要の低下により売り上げの予想値は前回値を下回る結果となった。一方で営業、経常利益ともに予想値が増加した要因は、徹底した在庫管理や値下げロスの改善、販管費の抑制など同社の施策が奏功した。

 一方で退店や収益性の厳しい店舗、次期プロジェクトの中止による減損損失や違約金、希望退職者関連費用を特別損失に計上。コロナ関連の影響は大きく、最終損益についても、初期計画を下回る結果となった。

 いぜんとしてコロナ新規感染者は増加傾向が続いていて、一部の地域ではまん延防止等重点措置が実施されるなど、今後の影響も長期化されることが予想される。同社は、下期の売り上げや利益についての計画も見直しを余儀なくされた。

 21年8月期(20年9月〜21年8月)通期の連結業績予想は、修正後、売上高が540億円、純損益が1050億円の赤字を見込む。

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