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神奈川県はVPPへ参加する電力需要家の皆さまを募集します! - pref.kanagawa.jp

神奈川県VPP形成促進事業のページ

県は東京電力エナジーパートナー株式会社(以下「東電EP」という。)と令和4年7月11日付けで、VPP形成の取組に関する協定を締結しています。

電力需要家の皆さまはVPPに参加することで、電力系統の安定化のための調整力や需給ひっ迫に対応するための調整力として貢献することができます。また、VPPに参加し調整力を東電EPに提供した電力需要家の皆さまは、東電EPから報酬が得られます。

VPPの参加に興味がある電力需要家の皆さまは、まずは東電EPへ御相談ください(東京電力エナジーパートナーの連絡先:DR_suishin@tepco.co.jp)。

※VPPの参加に当たっては、東電EPが提供するVPP・DRメニューに同意し、契約する必要があります。

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※ バーチャルパワープラント(VPP)とは
需要家側のエネルギーリソース、太陽光発電や蓄電池、電気自動車などをネットワーク化し、高度なエネルギーマネジメント技術により制御することで、一つの発電所のように機能させる仕組みをいう。

※ デマンドレスポンス(DR)とは
需要家側エネルギーリソース(DSR)の保有者もしくは第三者が、需要家側エネルギーリソースを制御することで、電力需要パターンを変化させること。VPP運用における指令内容の1つ。

  • 下げDR:需要を抑制させるもの(特にインセンティブ型の下げDRを「ネガワット取引」という。)。
  • 上げDR:需要を増加させるもの。需要創出型DRともいう。

VPP・DR参加に向けた手順

電力需要家の皆さまは、東電EPと協議しながら次によりVPP・DRへ参加することになります。

Step1 (1)DRの可能性確認、(2)DRメニューの検討
Step2 (1)計測装置の設置、(2)DR運用準備
Step3 (1)DR運用開始、(2)DR実績確認

Step4

(1)上記のDRメニューのほかに、VPPにつながる調整方法の検討、(2)トライアル
Step5 (1)VPP運用開始、(2)VPP実績確認

Step1 (1)デマンドレスポンス(DR)の可能性確認

  • 東電EPは、電力需要家の皆さまが普段使用している電気設備を確認し、どのような調整ができるか把握します。
  • 東電EPは、電力需要家の皆さまへの提案に向けて、蓄電池の導入など、DR可能な設備の導入の可能性を検討します。

Step1 (2)DRメニューの検討

  • 電力需要家の皆さまは、東電EPに対して、DRを実施する設備の特徴や準備時間などを勘案して参加可能なDRメニューの提案を東電EPに要請します。
  • 電力需要家の皆さまは、東電EPが提示する様々なDRメニューから最もニーズにマッチしたメニューを選択します。

Step2 (1)計測装置の設置

  • 受電量を把握するための計測装置の設置のため、東電EP(及び東電EPのDR運用委託会社(エナジープールジャパン(株)等))は、電力需要家の皆さまの事業所へ現地調査を実施し、準備が整い次第、計測装置を設置します。
  • 計測装置の設置費用は原則として東電EPが負担します。

Step2 (2)DR運用準備

  • 電力需要家の皆さまは、DRを実施する際の連絡体制など、運用ルールを東電EP(及びエナジープールジャパン(株)等)と共に確認します。
  • 東電EPは、計測データの見える化など、DR実施時に必要となる情報についてインターネットを通じて提供できるよう準備します。
  • 電力需要家の皆さまは、DR実施に備えて、社内(電力需要家の皆さま)の対応体制を検討します。

Step3 (1)DR運用開始

  • 電力需要家の皆さまは、東電EP(及びエナジープールジャパン(株)等)からの指令に従いDRを実施します(一般的にはベースライン(調整の基準値)等が示されます。)。
  • 電力需要家の皆さまは、東電EPからの指令を受けたのち、あらかじめ定めておいた対応体制に基づき、電気の使用を調整します。

Step3 (2)DR実績確認

  • 東電EPは、DR実績についてDR運用委託会社等を通じて「お客さま専用ポータル」で電力需要家の皆さまに提供します。
  • 電力需要家の皆さまは、DR実績に応じた報酬を確認するほか、DR実績が十分でなかった場合には、要因について社内(電力需要家の皆さま)で確認します。

Step4 (1)上記のDRメニューのほかに、VPPにつながる調整方法の検討

  • 東電EP(及びエナジープールジャパン(株)等)は、電気の使い方、DR可能設備の特徴、DR実績を踏まえて、上記のDRメニューのほかに、VPPにつながる他メニューの運用方法について検討し、電力需要家の皆さまに提案します。
  • VPPはDRに比べて実施頻度が増加することから、電力需要家の皆さまは、場合により自動化など調整方法について検討し実現方法を東電EPと相談します。

Step4 (2)トライアル

  • 電力需要家の皆さまは、東電EP(及びエナジープールジャパン(株)等)とVPP運用について試験的に実施する計画を相談します。
  • VPPを実施するには様々な運用方法が考えられるため、東電EPは、電力需要家の皆さまが対応可能な運用方法をもとに検討しますが、より高度な運用方法の可能性を探るためのトライアルを行うこともあります。

Step5 (1)VPP運用開始

  • 電力需要家の皆さまは、東電EP(及びエナジープールジャパン(株)等)からの指令を踏まえてVPPを実施します。
  • 電力需要家の皆さまは、東電EPからの指令を受けたのち、あらかじめ定めておいた対応体制に基づき、電気の使用を調整します(自動化されている場合は発動状況などの通知があります。)。

Step5 (2)VPP実績確認

  • 東電EPは、VPP実績(報酬等)について電力需要家の皆さまにDR運用委託会社等を通じて「お客さま専用ポータル」で提供します。

※ エナジープールジャパン(株)とは

VPP・DR事業を手掛けるフランス企業の日本法人で、東京電力エナジーパートナーが2019年に出資し協業を進めている。

【VPP用語集】

1 ベースライン
DRを行うに当たって、電力需要家の皆さまが使用電力を調整するための基準値であり、DR発動指令がなかった場合に想定される電力量をいう。

2 お客さま専用ポータル
VPP・DR契約後に電力需要家の皆さまが利用できる東電EP又はDR運用委託会社が運営する専用ポータルサイトをいう。

3 VPP・DRメニュー
VPPの運用方法や報酬について定めた契約メニュー

質問等

VPP参加に関する質問や不明点は東京電力エナジーパートナー株式会社までお問合せください。

(東京電力エナジーパートナーのHP:https://www.tepco.co.jp/ep/

(東京電力エナジーパートナーの連絡先:DR_suishin@tepco.co.jp)

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